ヘタレ男子とクズ野郎!初登場3位『虹色デイズ』の中川大志&高杉真宙にはもう一つの顔が?
夏休みも間近に迫った7月7日・8日の週末映画動員ランキング。今回は、初登場の青春映画に出演する若手俳優の演技やミニシアターランキングの結果にも注目してみたい。
比較したくなる?中川大志と高杉真宙が演じ分ける対局的なキャラクター
初登場作品で唯一トップ10に食い込んだのが3位の『虹色デイズ』。人気少女コミックの実写化作品で、土日2日間で動員8万7000人、興収1億1000万円をあげた。少女マンガ原作ながら男子高校生4人が主人公で、その4人を佐野玲於、中川大志、高杉真宙、横浜流星という、いまをトキメク若手俳優たちが演じているのだ。
本作で見た目も中身もチャラいが男気のある“まっつん”を演じている中川。現在放送中で10月には劇場版も控える深夜ドラマ「覚悟はいいかそこの女子。」でも男子高校生4人組の1人を演じているのだが、こちらは女子に“逆壁ドン”をされてしまうヘタレ男子に扮している。一方、秀才なオタク男子“つよぽん”役の高杉は、同じく初週を迎えミニシアターランキングで5位になった『君が君で君だ』にも出演中。こちらでは彼女に借金を肩代わりさせるクズ野郎を演じており、恋人との将来を真剣に考えるつよぽんとは真逆。これらの作品を合わせて、中川&高杉が見せる対局のキャラクターを観比べるもの面白いかも?
ウインブルドンの熱気に押され!?テニス映画がミニシアターランキング3位に
現在、テニスの4大大会の1つウインブルドンが開催中。そんな中、1973年を舞台に全米女子チャンピオンのビリー・ジーン・キングが男女対抗試合に臨む姿を描いたテニス映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が公開を迎えた。初週の上映館数を関東&関西のみの13館としたが、ミニシアターランキングで3位に。同ランキング1位の『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』が全国で29館、2位の『ルームロンダリング』が26館なのを考えると大健闘の結果といえる。
『ハン・ソロ』がV2達成。『万引き家族』も2位をキープ
先週に続いて首位に輝いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は土日2日間で動員19万7000人、興収2億9300万円をあげ、累計では動員90万人、興収12億5000万円に届く勢い。2位の『万引き家族』も公開5週目を迎えながら根強い人気を誇り、動員12万6000人、興収1億6800万円をあげ、累計は動員285万人、興収34億円を突破している。
次週はいよいよ、米国で大ヒット中の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開。そのほか、人気アニメシリーズの『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』も控えている。これらの作品が『ハン・ソロ~』、『万引き家族』2トップの牙城を崩すのか、要注目だ!
文/トライワークス
1位 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
2位 万引き家族
3位 虹色デイズ
4位 空飛ぶタイヤ
5位 それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星
6位 50回目のファーストキス
7位 パンク侍、斬られて候
8位 名探偵コナン ゼロの執行人
9位 ワンダー 君は太陽
10位 デッドプール2
※興行通信社調べ