「ワイスピ」「ミッション:インポッシブル」…『アクアマン/失われた王国』と一緒に“体験したい”爽快アクション8選
「マッドマックス」「ミッション:インポッシブル」はありあえないアクションの嵐
そこでまず思い出してほしいのは、生身の肉弾戦といえば!の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)や「ミッション:インポッシブル」シリーズ。前者は、アクションファンはもちろん、女性主人公、またはシスターフッド映画がお好きな方にもドンズバの傑作。車から車に飛び移る人にシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーを起用したパフォーマンス、140台の車を時速140kmで走らせた壮絶カーアクション、大爆破すべてが盛り盛り。最新作『マッドマックス:フュリオサ』(24)も 2024年公開が予定されているので要チェックだ。
後者は、プロデューサーを兼任している主演のトム・クルーズが崖からバイクでジャンプするシーンのためにフリーフォールの訓練に1年費やした『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(23)が記憶に新しいが、時間に余裕があるいまこそ、シリーズ全部を見直すチャンス。『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(11)では高さ829.8mを誇る世界一の高層ビルの外壁をクライミング、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)では時速400kmで離陸する飛行機にしがみつくなど、どの作品でも人間業でできる限界のアクションに挑戦している。
カーアクションはここまで進化した!「ワイルド・スピード」シリーズ
また、『アクアマン/失われた王国』同様、VFXを効果的に多用し、人間のアクションと見事に融合させている作品群としては『レディ・プレイヤー1』(18)や「ワイルド・スピード」シリーズが挙げられる。『レディ・プレイヤー1』はゲームのバーチャル世界が舞台だけに、見せ場となるアクションのほとんどがCGキャラクターだが、それらはモーションキャプチャーによって生身の人間が芝居をつけている。それだけに、キャラクターアニメーションらしからぬ大迫力のアクションシーンを楽しめるのだ。
また「ワイルド・スピード」シリーズは、可能な限りガチのカーアクションを撮影しているものだけにアドレナリンでまくり!『アクアマン/失われた王国』のジェームズ・ワンが監督した『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のカーダイブシーンは、実際に空から車を落下させるという前代未聞の方法で撮影。『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)では本物の戦車を使ってマッスルカーVS戦車のアクションを作り上げた。日本が世界に誇るドリフトキング、土屋圭市がテクニカルアドバイザーで参加した『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のカーチェイスもその場にいるかのような迫力だ。